真鍮製ランプの修復。
アンティーク市で購入したと言う真鍮製ランプ。
根元の細い部分から折れてしまった腕を直して欲しいとの事で、溶接しました。
鋳造で作られたもので、金属を型に流し込む過程で金属内部に空砲ができてしまう事があります、その場合その箇所だけ耐久性が弱くなっているので冷却時にひびが入ったり、折れやすくなってしまう。
おそらくこれもその弱くなった部分が折れてしまったようで、金属用の接着剤で着けてありました。
まずその接着剤を落とし、断片の形状をなるべく壊れないようにリューターで削り、汚れを落としてからの銀ロウ溶接。
長い年月を経て損傷したアンティークものは、制作時にどういう方法で接着してあるのか、修復されている場合はどういう処置がされているのか中々見分けが付かない場合があります。
購入時は良くチェックしてみて下さい!

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